「最近、自宅の外壁がなんだか気になる…」
そう感じていませんか?
外壁は常に雨風や紫外線にさらされています。
そのため、経年劣化は避けられません。
しかし、劣化のサインを見逃してしまうと、大きなリスクにつながる可能性もあります。
今回の記事では、プロの視点から外壁劣化の代表的なサインを10個厳選してご紹介します。
- それぞれの原因
- 対策
- 放置するリスク
も解説します。
ご自宅の外壁の状態を正しく把握しましょう。
適切なメンテナンスを行うための参考にしてください。
外壁劣化と放置するリスク
外壁は、住まいを風雨や紫外線から守る大切な役割を担っています。
しかし、常に外部環境にさらされています。
経年劣化は避けられません。
外壁の劣化を放置すると、以下のようなリスクが発生します。
雨漏り
ひび割れなどから雨水が浸入します。
建物内部を腐食させる原因となります。
構造体の腐食
雨漏りが進行すると、建物の構造体である柱や梁などが腐食します。
耐震性の低下につながります。
修理・修繕費用の増大
早期に対処すれば軽微な費用で済む場合でも、放置することで大規模な対応が必要となります。
費用も大幅に増大します。
この記事では、これらのリスクを回避するために、外壁劣化のサインを早期に発見するためのチェックポイントをわかりやすく解説していきます。
外壁劣化のサイン(症状別解説)
以下に、外壁劣化の代表的なサインを10個ご紹介します。
ひび割れ(クラック)
外壁のひび割れは、劣化の代表的なサインの一つです。
ひび割れには、
- ヘアークラック(幅0.3mm以下)
- 構造クラック(幅0.3mm以上)
など、種類があります。
ヘアークラックとは
塗膜の表面に発生する細いひび割れです。
経年劣化や乾燥収縮などが原因で起こります。
構造クラックとは
建物自体の構造に起因するひび割れです。
地震や地盤沈下などが原因で起こることがあります。
構造クラックは、雨漏りの原因となる可能性が高いです。
早急な対応が必要です。
対策
ヘアークラックの場合は、補修材などで対応できます。
しかし、構造クラックの場合は専門業者に調査を依頼することをおすすめします。
塗膜の剥がれ・膨れ
塗膜の剥がれや膨れは、塗膜の密着性が低下しているサインです。
- 原因: 経年劣化、施工不良、下地処理不足などが考えられます。
- 対策: 剥がれや膨れが進行すると、外壁材の劣化を早める原因となるため、早めの対応が必要です。
色あせ・変色
外壁の色あせや変色は、塗膜の劣化が進行しているサインです。
チョーキング現象
外壁を触ると手に白い粉が付く現象です。
塗膜の表面が劣化します。
顔料が粉状になっている状態です。
- 原因: 紫外線、排気ガスなどが原因で起こります。
- 対策: 塗り替えを検討する時期です。
カビ・コケ・藻の発生
外壁にカビやコケ、藻が発生している場合は、湿気が多い状態が続いているサインです。
- 原因: 日当たりが悪い場所や湿気の多い環境で発生しやすいです。
- 対策: 高圧洗浄などで除去できますが、再発防止のために防カビ・防藻効果のある塗料での塗り替えも検討しましょう。
(5) シーリングの劣化
シーリングは、外壁材の隙間を埋める役割を果たしています。
シーリングが劣化すると、
- ひび割れ
- 剥がれ
- 硬化
などが起こります。
- 原因: 経年劣化、紫外線などが原因です。
- 対策: シーリングの打ち替えが必要です。
その他:サビ、爆裂、雨だれなど
サビ
金属部分に発生します。
爆裂
外壁材の内部に水分が浸入します。
凍結と融解を繰り返すことで起こります。
雨だれ
外壁の汚れが雨水とともに流れ落ちます。
筋状の汚れとなる現象です。
外壁の点検方法
自分でできる簡単なチェック方法
外壁を目視で確認します。
- ひび割れ
- 剥がれ
- 色あせ
などの症状がないか確認します。
専門業者による点検の必要性
自分で判断が難しい場合は、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
メンテナンス方法
対応の種類
- 塗り替え
- 重ね張り
- 張り替え
などがあります。
費用相場
- メンテナンス方法の種類
- 使用する塗料
によって異なります。
業者の選び方
複数の業者から見積もりを取りましょう。
実績や評判などを比較検討することが重要です。
外壁の劣化は、放置すると建物全体の寿命を縮める原因となります。
早期に劣化のサインを発見しましょう。
適切なメンテナンスを行うことで、住まいを長持ちさせることができます。
この記事を参考に、ご自宅の外壁の状態を定期的にチェックしましょう。
必要に応じて専門業者に相談することをおすすめします。