モルタル外壁は、独特の風合いやデザイン性の高さが魅力です。
しかし、ひび割れが発生しやすいというデメリットもあります。
ひび割れは、建物の美観を損なうだけではありません。
- 雨漏り
- 建物劣化
に繋がる可能性もあります。
今回の記事では、
- モルタル外壁のひび割れ原因
- 補修方法
- メンテナンス方法
まで、わかりやすく解説します。
モルタル外壁のひび割れ原因
モルタル外壁のひび割れは、主に以下の原因で発生します。
乾燥収縮
モルタルは、乾燥する過程で収縮します。
この収縮によって、ひび割れが発生することがあります。
建物の動き
地震や地盤沈下などによって建物が動くと、モルタル外壁にひび割れが発生することがあります。
温度変化
温度変化によってモルタルが膨張・収縮を繰り返すと、ひび割れが発生することがあります。
施工不良
モルタルの配合や塗り方、養生などが不適切だと、ひび割れが発生しやすくなります。
経年劣化
長年、紫外線や雨風にさらされることで、モルタルが劣化します。
ひび割れが発生することがあります。
ひび割れの種類と補修方法
モルタル外壁のひび割れは、大きく分けて以下の3種類があります。
ヘアークラック
幅0.3mm以下の細いひび割れ。
放置しても問題ない場合が多いです。
気になる場合は補修しましょう。
補修方法:DIYの場合は、コーキング材を注入します。専門業者に依頼する場合は、微弾性フィラーを塗布します。
構造クラック
幅0.3mmを超えるひび割れ。
建物の構造に影響を与える可能性があります。
早急に補修が必要です。
補修方法:Vカット工法やUカット工法でひび割れを補修します。シーリング材を充填します。
縁切れクラック
モルタルと異なる素材の取り合い部分に発生するひび割れ。
放置すると雨漏りの原因になるため、早急に補修が必要です。
補修方法:シーリング材を充填します。
ひび割れを放置するリスク
ひび割れを放置すると、以下のようなリスクがあります。
雨漏り
ひび割れから雨水が浸入します。
建物内部を腐食させる可能性があります。
建物劣化
雨水が建材を腐食させます。
建物の寿命を縮める可能性があります。
シロアリ被害
湿った環境を好むシロアリが、ひび割れから侵入する可能性があります。
外壁の美観を損なう
ひび割れが目立つと、建物の美観を損ないます。
資産価値を下げる可能性があります。
ひび割れを防ぐためのメンテナンス
定期的な点検
定期的に外壁を点検し、ひび割れがないか確認しましょう。
防水塗装
モルタル外壁に防水塗装を施すことで、雨水の浸入を防ぎます。
ひび割れを抑制できます。
シーリングの打ち替え
シーリングは、経年劣化によってひび割れや剥がれが発生します。
定期的に打ち替えを行いましょう。
モルタル外壁のひび割れは、原因を正しく理解しておきましょう。
適切な補修とメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばしましょう。
美観を維持することができます。
ひび割れを見つけたら、放置せずに早めに専門業者に相談しましょう。