【プロが解説】モルタル外壁のひび割れ原因と補修方法|放置のリスクも解説

59 外壁塗装

モルタル外壁は、独特の風合いやデザイン性の高さが魅力です。

しかし、ひび割れが発生しやすいというデメリットもあります。

ひび割れは、建物の美観を損なうだけではありません。

  • 雨漏り
  • 建物劣化

に繋がる可能性もあります。

今回の記事では、

  • モルタル外壁のひび割れ原因
  • 補修方法
  • メンテナンス方法

まで、わかりやすく解説します。

モルタル外壁のひび割れ原因

モルタル外壁のひび割れは、主に以下の原因で発生します。

乾燥収縮

モルタルは、乾燥する過程で収縮します。

この収縮によって、ひび割れが発生することがあります。

建物の動き

地震や地盤沈下などによって建物が動くと、モルタル外壁にひび割れが発生することがあります。

温度変化

温度変化によってモルタルが膨張・収縮を繰り返すと、ひび割れが発生することがあります。

施工不良

モルタルの配合や塗り方、養生などが不適切だと、ひび割れが発生しやすくなります。

経年劣化

長年、紫外線や雨風にさらされることで、モルタルが劣化します。

ひび割れが発生することがあります。

ひび割れの種類と補修方法

モルタル外壁のひび割れは、大きく分けて以下の3種類があります。

ヘアークラック

幅0.3mm以下の細いひび割れ。

放置しても問題ない場合が多いです。

気になる場合は補修しましょう。

補修方法:DIYの場合は、コーキング材を注入します。専門業者に依頼する場合は、微弾性フィラーを塗布します。

構造クラック

幅0.3mmを超えるひび割れ。

建物の構造に影響を与える可能性があります。

早急に補修が必要です。

補修方法:Vカット工法やUカット工法でひび割れを補修します。シーリング材を充填します。

縁切れクラック

モルタルと異なる素材の取り合い部分に発生するひび割れ。

放置すると雨漏りの原因になるため、早急に補修が必要です。

補修方法:シーリング材を充填します。

ひび割れを放置するリスク

ひび割れを放置すると、以下のようなリスクがあります。

雨漏り

ひび割れから雨水が浸入します。

建物内部を腐食させる可能性があります。

建物劣化

雨水が建材を腐食させます。

建物の寿命を縮める可能性があります。

シロアリ被害

湿った環境を好むシロアリが、ひび割れから侵入する可能性があります。

外壁の美観を損なう

ひび割れが目立つと、建物の美観を損ないます。

資産価値を下げる可能性があります。

ひび割れを防ぐためのメンテナンス

定期的な点検

定期的に外壁を点検し、ひび割れがないか確認しましょう。

防水塗装

モルタル外壁に防水塗装を施すことで、雨水の浸入を防ぎます。

ひび割れを抑制できます。

シーリングの打ち替え

シーリングは、経年劣化によってひび割れや剥がれが発生します。

定期的に打ち替えを行いましょう。

モルタル外壁のひび割れは、原因を正しく理解しておきましょう。

適切な補修とメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばしましょう。

美観を維持することができます。

ひび割れを見つけたら、放置せずに早めに専門業者に相談しましょう。